スイスのお話
私が住んでいるのはスイスの「チューリッヒ」・・・
皆さんに少しでもこのヨーロッパの小さい国「スイス」を理解して頂けたら 幸いです。
7月8日・・・ 我が家の屋上に降った雹です!
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7月2,3,4日・・・ この3日間に3年に一度のチューリッヒの「夜の湖上祭り」が行われた。
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3月から4月はイースター休暇(復活祭)です。 この時に交わされる、「チョコレートのうさぎ、卵」の今年の売り上げは、スイス全土で、
1500万個!!! |
4月には「セクセロイテン」と呼ばれるチューリッヒのお祭りがある このお祭りは冬を追い払い、この日から、春が始まると言う物だ。 4月9日には旧市街のリマト河沿いを中世の衣装に身を包み、子供達が行進をする。 4月10日には大人達がこれまた、中世の「ギルド」の衣装で行進する。 春を迎える人々の顔はいつになく、明るく晴れ晴れとしている。。。
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クライマックスは左にある「Boeoegg」と呼ばれるこの雪だるまの周りに、薪を積み、これに、丁度夕方の6時に火をつけ、何分でこの雪だるまの「首」が飛ぶかで、今年の夏の天候を占う物です。 首が飛ぶまで、この「雪だるま」の周りを馬に乗った「ギルド」の男性達が代わり番にまわるため、チューリッヒの「ハイソサエティー」?になるためには、「乗馬」が出来ないと話にならない! 今年の「雪だるま」の頭にはお客に迎えたKanton(日本の県のようなもの)がウイリアム、テルで有名なKt.Uriだったため、「りんご」が乗っかっていた。 チューリッヒを訪れる方には、是非、このお祭りの日をお勧めしたい物です。。。
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ここスイスでも、2月頃から、レストランは趣向を凝らした飾り付けを始める・・ カトリックのカントン(日本の「県」)ほど、このお祭りが盛んで、どこの国にもいる、「お祭り好き」にとっては、 長い間、この日のために準備をする・・・ この仮装も、奥さんの居る人は、奥さんが御主人のために縫ってあげるので、奥さんは旦那さんがどんな恰好で お祭りに出かけるか、知っている・・・(少し、ずるいかな・・・) でも、奥さんは、秘密の内にこの衣装を作るので、旦那さんは、自分の奥さんなのにどんな恰好で出かけるか、 「わからない」もちろん、夫婦といえども、「別行動」です。 そして、面白いことに、仮装して、街中そしてレストランを練り歩く間中は、「無礼講」!!! レストランでの飲み物も「無料!」・・・「浮気」もこの期間は公認!!!(ただし、この期間だけです!) 好きな相手に「キス」も出来る! とにかく、良いことだらけなのです! スイスの一都市、「バーゼル」では、このお祭りが3日間続き、この期間中は、 「会社をサボっても、首にならない!!!」 このお祭りの音楽?騒音かもしれないが、やはり、日本のお祭りのお囃子と同じで、「血湧き、肉踊る」! 私の会社の同僚は、2週間の休暇を取って、村から村へと練り歩いていて、 その間はずぅーっと家に帰らないとか・・・ 日本にも、こんなお祭りがあるのかも知れませんが、一度、経験するのも悪くないと思います・・・ |
2月8日 昨日はスイスのそこここで、「別れ」が見られた・・・ というのは、昨日は健康なスイスの若者達が15週間の兵役に行ったからだ・・・ ここは、「国民皆兵」若者が19歳になると、兵役検査に招集され、健康であれば、20歳なると、 15週間の兵役が始まる。 でも、その検査にもれた若者達は、「涙、涙・・・」だとか・・・ これは、男性にしかわからない気持ちかもしれない・・・ 昨日は私服で大体大き目の布のバックで集合・・・ まぁ、行きたくない気持ちの現われか、こんなにもゆっくり歩くことが出来る物かと思うほどの歩き方での集合! まず、第一に、上官に「歩き方」のことで、ハッパをかけられる・・・ そして、兵舎で一夜を明かし、今日は軍服が支給される・・・ 制服の着方、たたみ方、ベットの作り方、リュックの詰め方と、学ぶことは多い・・・ この若者達が部署に分けられて、親元からはなれ、絶対服従を学ぶ・・・ 今時の、みんな他人のせい、自分中心に地球が回っていると考えているこの若者達が、 15週間の後には見事に「変身」する これを見ていると、本当に日々の小さな積み重ねが大事だという事がわかる。 「兵役」に行くことが良いことか悪いことかはわからないけれども、今の若者にとって、 「我慢」することを学ぶことは、「自立」につながるのではないでしょうか? 日本の若者と比較して、スイスの若者が精神的に大人にそして逞しく見えるというのは 言い過ぎではないと思います。
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